背が小さくて不利だったため、護身術を身につけたくて少林寺拳法に入門しました。
入門当初は修練が厳しくて辛いこともありましたが、徐々に自信が付いてきました。
同じように自信を持つ若い人を育てたいと思ったのがきっかけです。
「基本」を大事にすることと、「同じ目線に立つ」ことを心がけています。
少林寺拳法には突き、蹴りとなる剛法と抜技、投技などの柔法がありますが、合わせると数百におよぶ数になります。
白帯から黄色帯、緑帯と昇級し黒帯になるまでに沢山の技を教わり修練に励み、修練するに従って上達していきます。ただ、上達には「基本」がなくては成り立ちません。
そして、同じ目線に立ち、何ができて何が足りていないのかを確認して、必要なのは見せるべきなのか、説明するべきなのか、ヒントを出すべきなのかを考えて一人人に応じた指導に取り組んでいます。
少林寺拳法に入門する事を決意してくれた拳士達が一生懸命に取り組むことの大切さを学んでくれたらと思っています。
そして、少林寺拳法以外にも勉強でも運動でも遊びでもどれでも良いので一生懸命に取り組んでくれることを願っています。
有り難いことに大学卒業後、地元に戻り後輩の指導に取り組んでくれる拳士もおります。
このように社会人になっても少林寺拳法を続けてもらえるような道院にしていきたいと思います。
拳士数は多くはありませんが、老若男女が一緒になって修練に励んでいます。
休憩中は道場を走り回る子達もいますが、修練には修練に励みメリハリをもたてせています。
綾歌道院に入門してから20年以上が経過しました。
当初、小学生だった私が中学、高校まで道院で続けて、大学では部活動として取り組みました。
入門当初は上手く馴染めるか不安でしたが、昇級し帯の色が変わっていく楽しみや黒帯を付けた時の喜び、共に修練して大会に参加する重要さを感じて気づいたら長い年月が経っていました。
親切な人が多くて、修練に集中できる道院だと思います。